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適正数ってどのくらい? 大型施設の駐車場問題

大型施設にとって駐車場設置は法律上の義務である

 大規模小売店舗法という法律があって、それによると、駐車場の設置が法律上の義務のようです

ここでいう大型施設とは
 (第三条)基準面積は、政令で定める。

とされていますが、その政令をみると、床面積が1000平方メートルを超えるもの、とされています

ということは、1辺が31.6メートルの正方形の土地と同じです
大体ですが、300坪、10アール、1反と同じくらいなので
小学校の25mプール3個分くらい、または体育館1個分くらいの広さです

また、都道府県が条例で特定地域についてこの基準面積を独自に変更してもよい、という規定もあります
(第三条二項)都道府県は、当該都道府県の区域のうちに、その生活環境から判断して、前項の基準面積を超える他の基準面積とすることが適切であると認められる区域があるときは、当該区域について、条例で、周辺の地域の生活環境の保持に必要かつ十分な程度において、同項の基準面積に代えて適用すべき基準面積を定めることができる。

どういう目的で作られた法律?

 第一条 この法律は、大規模小売店舗の立地に関し、その周辺の地域の生活環境の保持のため、大規模小売店舗を設置する者によりその施設の配置及び運営方法について適正な配慮がなされることを確保することにより、小売業の健全な発達を図り、もって国民経済及び地域社会の健全な発展並びに国民生活の向上に寄与することを目的とする。

 つまり、駐車場を確保することによって、路上駐車やそれによる渋滞をなくし、地域の生活環境の安定を図る、という目的があるようです
 起こりそうな混乱を未然に防ぐため、ですね

 では、どれくらいの駐車場面積を取る必要があるのか、というと、計算式があります
 分かりにくいですがそのまま掲載します

「必要駐車台数」=「小売店舗へのピーク1時間当たりの自動車来台数」
×「平均駐車時間係数」
=「一日の来客(日来客)数(人)」 ( 「A:店舗面積当たり日来客数原単位(人/ 千㎡ 」×「当該店舗面積 (千㎡))×「B:ピーク率(%) 」×「C:自動車分担率(%)」÷「D:平均乗車人員(人 / 台)」×「E:平均駐車時間係数」

書き換えると、
必要駐車台数=ピーク時の1時間あたりの自動車来台数 × 平均駐車時間係数

ピーク時の1時間当たり自動車来台数とは
1日あたり来客数 × ピーク1時間の来客数の割合 × 自動車に乗って来店する客数の割合 × 1台あたり平均乗車人数

平均駐車時間係数とは、自動車分担率や駅からの距離、店舗面積などをもとに計算された数のこと 複雑な計算式があります

要は、最大ピーク時の車の駐車数、ということになります
(すぐ計算したい方はこちらをどうぞ 株式会社コスモブレインHPより http://www.cosmo-brain.com/contents/product/sub/store_guide/calc1.html

これによれば、
店舗面積1000平方メートル、商業地区、人口10万人、駅から10キロメートル、ピーク率14.4パーセントの場合、

必要な駐車台数は28台

となるそうです

素朴な疑問

思ったのですが、これは数字があてになるのかな? ということです
というのも、
時代によって、あるいは季節によって、あるいは施設の独特の事情などによって、必要な駐車台数も変動するはずで、それに対応できるのかな、と思ったのです
(そこまで面倒見きれない、ということなのかもしれませんけど…)

施設ができた後、急激にベッドタウン化して人口が増え、車の流入量が増える、という可能性だってあるはずです

問題点

難しいのは、都市全体の土地の有効活用、という点では、駐車場をただ単に大きく作ればいい、ということではない、ということだと思います
また、駐車できる台数が少なすぎても問題があります…

 駐車場の需要と需給のバランスをどこに取るかがまず問題、
 さらに、時代とともに見直す条項が盛り込まれているのか、も問題

メリット

同じ敷地でも駐車場を削減できれば、その分を売り場面積にして事業を拡大できるはず
なので、できる工夫として、


車の 流入量をうまくコントロールできれば、ピーク時の駐車場数は少なくても対応できるはず

これができれば、土地の有効活用ができる!

と思うのですが…

実際のところ、どうなんでしょう?

コンビニの例

とにかく、法律の後ろ盾があって、大型店舗において駐車場数が決められているのですから、法律が変わってしまえばその面積は大きくも小さくもできる。ということで、算出の根拠はあるとしても、その設定には恣意的な部分があると思います

コンビニを例に挙げれば、1000平方メートルもないのに、お客さんがひっきりになしに訪れますよね? 高回転率ですよね?

コンビニにおいては、
回転率を上げる工夫(敢えて小規模出店、多品種少量陳列)と、ピークを分散させる工夫(いつでも営業)があれば、駐車場が少なくても営業できる、ということになると思います

うーん…
じゃあ、駐車場の適正な数って、一体どれくらいなんでしょうね?

計算式でピーク率を変えればいいのでしょうけど、とりあえず、
流入量のコントロールをしたら、駐車場をいくらまで減らしてもいいよ、ということは書いてないみたいです

 世の中として、ピークをシフトしたら税金がお得、とかいう決まりがあれば、土地が有効活用できるかも?

という提案だけしておきます
後は車や人の流れなんて、私にはちょっと分からない、
それが結論です(ゴメンなさい)

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