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クルマのブログ

駐車場コストを計算してみる

2020年1月26日

(お詫び 一部計算を間違えたので訂正してあります)

衝撃の計算結果となりました。駐車場って、儲かるのかもしれないですね

日本にはどれくらいの駐車スペースが必要なのか?

現在、日本には、自家用車が約6083万2000台
トラックが約1454万台あります(2016年、自動車検査登録情報協会HP『自動車保有台数の推移』より https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000boxb-att/r5c6pv000000boxq.pdf

単純計算ですが、普通車1台の占める面積を1.7メートル × 4.7メートルとして、
駐車スペースとして2メートル × 5メートル = 10平方メートル が必要とします
国内の自家用車保有台数は約6083万2000台(2016年)ですので、
6083.2 × 10 = 60832万平方メートル
608320000 ÷ 1000000 =  608.32平方キロメートル

貨物を1台あたり 1.8 × 5メートルとした場合、国内保有台数は1454万台(2016年)ですので、駐車スペースとして2.5メートル × 6メートル = 15平方メートルが必要とした場合、
1454 × 15 = 21810万平方メートル
218100000 ÷ 1000000 = 218.1平方キロメートル

他に乗合が約23万台、特殊が約170万台がありますが、仮にトラックの台数の7分の1だとして計算すると、約30平方キロメートルくらい必要です

足して 608.32 + 218.1 + 30 ≒ 856平方キロメートル

となります

どれくらいか、というと、1辺約29.2キロメートルの正方形と同じです

これは…

全国で一番面積が小さい香川県(1876.55平方キロメートル)の約半分くらい
東京23区(627.57平方キロメートル)の約1.4倍くらい

日本中の車に必要な駐車スペースだけで、香川県の半分が埋まってしまう!
東京23区中を車で埋め尽くしてもまだ足りない!

信じられないですが、計算するとそういう結果が出たので、事実なんでしょう

車1台分の土地代はいくら?

日本の平均地価で割ると、1平方メートル149305円(地価調査価格の場合)なので、
(856 × 149305 × 1000000)÷ 77300000 ≒ 1650000

1台あたりに直すと、駐車場として必要な額は1台あたり165万円

案外高い!!

ただし、場所によります
日本で一番地価の高い東京銀座では、駐車場の土地代は1台あたり約6億3000万円になります!

えっ、じゃあ、月極駐車場で月に5000円払っていたとして、年間使用料6万円だけど、全国平均地価で単純計算した場合、地価は約165万円だとすると!?

平均利回りが5パーセントだったして 60000 ÷  1.05  ≒ 57100 これが原価

年間にして、全国平均地価換算では、駐車場代として買った場合の地価額の約3.5パーセントを支払っている!

つまり29年で土地が買える!

じゃあ、コインパーキングに1時間500円で止めたら…
全国平均地価換算では、たった1時間なのに0.03パーセント、1日で0.72パーセント、約3333時間、139日連続して駐車されれば土地が買える!

ええ!?

これは信じられない数字です…

この数字は極論としましても…

私が住んでいる周辺の土地の路線価が1平方メートルあたり30000円ですので、
車1台分の駐車場の土地の価格は30万円

月極駐車場が年6万円として、土地価格の20パーセントほど、
貸し出すだけで土地価格の20%が転がり込んでくるのなら、5年で土地が買える!

同じく、コインパーキング1時間500円ならば、
1時間駐車するだけで土地価格の0.16パーセント、1日で3.84パーセント
もし600時間、25日間連続して駐車してもらえれば、土地を買ったのと同じ額になる!

こちらの方が真実に近いはずです

とにかく、です
駐車場ビジネスは儲かりそうですね