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クルマのブログ

キーの電池にご用心

2020年1月11日

最近は鍵穴に鍵を差し込む従来の形のキーではなく、ボタン電池を入れてワイヤレスで操作するキーが多く採用されています。

ですが、こうなってくるとキーの電池が消耗したときに不具合が起きてしまいます。

今回は、キーの電池が消耗した時の対処方法についてです。

車はバッテリーのトラブルがとても多い

JAFロードサービス主な出動理由TOP10 によると、一般道での最大のトラブルはバッテリー上がり(約33パーセント)であることがわかります。

バッテリー上がりの過去記事はこちら

さらに、最近ではキーレスエントリーの車が多くなっています。

そのキーレスエントリーのトランスミッター(送信機)も、やはり電池で動いています。

当然ながら、電池がなくなると電波を飛ばせなくなりますので、車もエンジンをかけられなくなります。

電池交換代として400円〜500円取っている整備工場もありますが、電池とドライバーさえあればもっと安く交換できます。

電池の寿命

トランスミッターの電池は、せいぜい2年です。

使用条件にもよりますが、ボタンを押しても反応しなくなったら交換時期だ、と考えておいていいでしょう。

なお、トランスミッターが効かない原因は他に、

  • 半ドア
  • そもそもトランスミッターが故障している

ということもあります。

電池を交換する前に、全てのドアを完全に閉めてから、トランスミッターのボタンを押して反応するか必ずチェックしましょう。

電池の規格と価格

トランスミッターの電池は、コイン型リチウム電池が使われています。

規格電圧サイズ(直径×厚さ)
CR2450 3.0 24.5X5.0
CR2430 3.0 24.5X3.0
CR2032 3.0 20.0X3.2
CR2025 3.0 20.0X2.5
CR2016 3.0 20.0X1.6
CR2012 3.0 20.0X1.23
CR1620 3.0 16.0X2.0
CR1616 3.0 16.0X1.6
CR1220 3.0 12.5X2.0
CR1216 3.0 12.5X1.6
CR1025 3.0 10.0X2.5

電圧は3Vです。

ボタン型アルカリ電池は電圧が1.5ボルトですので、動きません。

もっとも、サイズが違うので使用できません。

価格は、通販サイトで購入すれば、1個200円以下で買えます

交換の手順

  • まずクルマのドアが全て閉まっているか確認
  • トランスミッターのケースがネジ止めされている場合、ネジをドライバーで緩める
  • トランスミッターのケースがプラスチックのはめ込み式になっている場合、溝があるのでそこにドライバーを入れてこじ開ける
  • トランスミッター本体に装着されているコイン電池を取り外す
  • 同じ規格の電池と交換する
  • トランスミッターをケースに格納し、全て元に戻す
  • 実際に車の前でボタンを押して、きちんと動作するか確認する
  • 動かなかったら電池の入れ方が悪いか、ボタン部分の電極がずれている可能性があるので、もう一度セットし直す

それでも動かない場合

  • トランスミッターとコイン電池の接触する電極が触れていない(ベタっと寝てしまっていることもある)
  • 体の静電気を逃したあと、電気が通らない爪楊枝などを使って電極のツメを起こし、接触しやすくする(手で直に触れない方が無難です)

それでも動かない場合は、トランスミッターの故障の可能性が高いです。

ディーラーに相談したほうが早いですので、電話で問い合わせましょう。

電池切れでもエンジン始動したい場合

トランスミッターに鍵が付いている場合はいいのですが、もし車がプッシュスタート式の場合、キーの電池がなくなると、基本的にエンジンはかけられません。

ただし、この方法ならかけられる可能性があります。

  • キーをプッシュスタートボタンにくっつけます
  • そのままボタンをプッシュ

こうすると、動く場合があります。

なお、ブレーキを踏むのを忘れないようにしてください。

プッシュスタート式の車は、ブレーキを踏みながらボタンを押さないとスタートしません

まとめ

車にお乗りの方は、くれぐれもバッテリー切れにご注意ください。