カーエアコンの悪臭に困ったら
暑い季節、車内の温度は猛烈に上がります。
そもそも密閉された空間ですし、車は鉄でできています。
太陽の光が当たればそれで車は熱せられ、車内の温度は上昇していきます。
そんな時、カーエアコンをつけたらカビ臭かったり、変な臭いがしたり…
そうなると困りますよね?
実際、それがひどくなると、カビの胞子を吸い込んで体調を悪化させることがあります(古い車のカーエアコンで私は風邪に似た症状を起こしたことがあります)
洗浄スプレーがある
この悪臭を根本から防ぐ方法があります。
カーエアコン用の洗浄スプレーです。
エアコンで冷たい風を作っているのはエバポレーター という部品ですが、カーエアコンの場合、その部分を乾燥させる機能はついておらず、カビが繁殖しやすくなります。
洗浄スプレーはエバポレーターに噴射し、洗浄することによってカビを殺菌し、異臭の原因を取り除きます。
施工は簡単です
まず、助手席のグローブボックスを外します。
(グローブボックスは、車検証を入れてあることが多い、ものを入れるための空間です)
グローブボックスを開けたら、開いた状態で両手で左右からグローブボックスを押すと、外れるようになっています(一部例外あり)
(グローブボックスは、プラスチックの突起で止まっているだけです)
すると、エアコンフィルターを交換するためのプラスチック製のフタがあり、それを取り外してフィルターを取り出すと、エバポレーターにまで到達します。
そのエバポレーター に対して洗浄スプレーを吹きかけます(洗浄スプレーにはチューブが付属しており、そのチューブをエバポレーターに届くところに固定する)
あとは、エンジンをかけてエアコンを利かせながらスプレーを噴射するだけです。
(スプレーで分解された汚れは、エアコンの排水口から流れ出ていきます)
なお、風を送るファンとチューブが接触しないようご注意ください。
同時にエアコンフィルターを一緒に交換すると効果的です(車種ごとの対応製品を車検証のデータを参照しながらお選びください。対応製品でないと、サイズが違っているので使用できません)
整備工場に頼むと?
もしこの作業を整備工場に依頼すると、スプレー代とフィルター代、作業工賃込みで1万円程度取られるようです。
難しい作業ではないのですが、作業工賃で5000円近く取られるのなら、スプレーが余計にあと2本ほど購入できる計算になります…
これは、方法を知っているかどうかだけの違いでしかありません。
もし、カーエアコンの異臭で困っている場合、付属の説明書あるいは洗浄方法について解説しているwebページなどを参考にしながら作業してみてください。
悪臭はこれで消えます。