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クルマのブログ

世界各国の人口マーケットの大きさと高齢化率 車はどうなる?

2020年3月16日

車は人が乗るものです。

車を所有する、ということが続く前提で、その車を買う人が世界でどれくらいいるのか、今後はどう推移するのかを考えます。

国別世界人口(2017年)とGDP額(2017年)と老年人口比率(2020年)

全世界76億人(2020年)
1  中華人民共和国 13億8639万 12.24兆ドル(2位) 12.1%
2  インド 13億3918万 2.59兆ドル 6.5%
3  アメリカ合衆国 3億2571万 19.39兆ドル(1位) 16.7%
4  インドネシア 2億6399万 1.01兆ドル 5.9%
5  ブラジル 2億928万 2.05兆ドル 9.4%
6  パキスタン 1億9701万 3050億ドル データなし
7  ナイジェリア 1億9088万 3758億ドル データなし
8  バングラデシュ 1億6466万 2497億ドル データなし
9  ロシア 1億4449万 1.57兆ドル 9.4%
10 メキシコ 1億2916万 1.15兆ドル データなし

11 日本 1億2678万 4.87兆ドル(3位) 28.5%

国別将来人口推計と老年人口比率(矢印は対2020年の順位)

2030年(矢印は対2020年の順位)
全世界85億人
1  (↑)インド 15.28億人 8.5%
2  (↓)中華人民共和国 14.16億人 17.2%
3  (→)アメリカ合衆国 3.56億人 20.7%
4  (→)インドネシア 2.95億人 8.4%
5  (↑)ナイジェリア 2.63億人 データなし
6  (→)パキスタン 2.45億人 データなし
7  (↓)ブラジル 2.29億人 13.5%
8  (→)バングラデシュ 1.86億人 データなし
9  (↑)メキシコ 1.48億人 データなし
10(↓)ロシア 1.39億人 18.8%

15(↓)日本 1.17億人 30.4%

2050年(矢印は対2030年の順位)
全世界97億人
1  (→)インド 17.05億人 13.7%
2  (→)中華人民共和国 13.48億人 27.6%
3  (↑)ナイジェリア 3.99億人 データなし
4  (↓)アメリカ合衆国 3.88億人 22.2%
5  (↓)インドネシア 3.22億人 14.0%
6  (→)パキスタン 3.10億人 データなし
7  (→)ブラジル 2.38億人 22.8%
8  (→)バングラデシュ 2.02億人 データなし
9  (↑)コンゴ 195 データなし
10(↑)エチオピア 1.85億人 データなし

11(↓)メキシコ 1.64億人 データなし

15(↓)ロシア 1.29億人  20.9%

18(↓)日本 0.97億人 36.3%


インドは2025年ごろまでには中国を抜いて人口世界1位となる見通し
2030年〜2050年にかけてアフリカの人口が大きく増える
2030年頃まではアジアの国々、その後はアフリカの国々が世界の経済成長を左右するプレイヤーとなる
今後、人口ではアジアとアフリカが世界の大部分を占めることになる
今後の中国とブラジルの高齢化の伸び率が大きい
日本は世界的にみても高齢化率が特にひどい


今後、世界各国は、高齢化という問題とどう付き合うか、が問題となってきそうです。

自動車を作るメーカーとしたら、買ってくれる人があってこそですから、売る先が無くなっているのに判断を間違えると、大変なことになります。

少なくとも、将来的にはアフリカ諸国で自動車メーカーが現地生産を行うようになるでしょうし、将来的に人口が減少する国々においては、自動車の販売数が増加する見込みはなく、質的な変化が起こったとしても、金額的には伸びていくことはないでしょう。

日本の高齢化率の激しさと、人口減少が気にかかるところです…