日常点検は大事です
クルマも人間も同じです
日々の点検がしっかりできれば、いざというときの治療(修理)は少なくて済みます
日常点検項目
項目は15個あります
エンジンルーム(5項目)
- ブレーキ液の量
- 冷却水の量
- エンジンオイルの量
- バッテリー液の量
- ウインドゥウォッシャー液の量
クルマの周り(4項目)
- ランプ類の点灯・点滅
- タイヤの亀裂・損傷の有無
- タイヤの空気圧
- タイヤの溝の深さ
運転席(6項目)
- エンジンのかかり具合・異音
- ウインドゥウォッシャー液の噴射状態
- ワイパーの拭き取り能力
- ブレーキの踏み残りしろと効き具合
- 駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)
- エンジンの低速・加速状態
具体的なチェックの方法についてはこちら(写真入りです)
国土交通省HPより http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/images/t1-2/02_pamph_2.pdf
これを実行できれば、トラブルは防げます
とりわけ重要な項目は、
- ブレーキ液の量
- 冷却水の量
- エンジンオイルの量
- バッテリー液の量
- タイヤの亀裂・損傷の有無
- タイヤの空気圧
- タイヤの溝の深さ
- エンジンのかかり具合・異音
- エンジンの低速・加速状態
あたりになるかと思います
ブレーキ液の量
減っていたら、非常に危険なサインです。即、修理工場に持ち込むこと!
応急措置として、ブレーキフルードを補充する(カー用品店などで1本買ってきてください。そして、補充してください)
ブレーキが効かないと、最悪死亡事故に至ります
冷却水の量
減っていたら、水道水でもいいからタンクに補充してください
オーバーヒートの危険があります
理想をいえば、精製水とLLC(ロングライフクーラント)をカー用品店などで買ってきてLLC濃度60%程度で補充する
なお、タンクが空っぽだったら、冷却水漏れの可能性もあります。即、修理工場に持ち込むこと!
オーバーヒートすると、最悪、ラジエーターがパンクするばかりでなく、エンジンが故障します
エンジンオイルの量
減っていたら、補充してください
オイルレベルゲージでLowよりも下回っていた場合、最悪、エンジンが故障します
ガソリンスタンドでオイル交換してもらうか、オイルを買ってきて自分で補充してください
なお、オイルは少しずつ燃えていくものですから、必ず減っていきます
特に古い車はシリンダーとピストンの間の気密が低下していますので、オイルの減り方も早いです(隙間から燃焼室に入って燃えてしまう)、注意してください
バッテリー液の量
バッテリー液が減っていたら、できたら補充してください
補充の際、精製水を必ず使い、水道水は使わないでください
交換する場合、目が痛くなりますので、注意してください
そんなの面倒!という場合、修理工場に持ち込むか、バッテリーが古い場合はそのものを交換してください
タイヤの亀裂・損傷の有無
タイヤの空気圧
タイヤの溝の深さ
タイヤは外観を見て、ひび割れが無いか、空気が減りすぎていないか、溝がきちんと残っているか、を見てください
空気は、エアゲージがあればそれでチェック
なければ、ガソリンスタンドか修理工場で入れてもらってください
タイヤ溝については、法律で1.6ミリ以上の深さがないといけない、とされています(保安基準)
新品のタイヤはおよそ、8ミリの深さがあり、タイヤはだいたい5000キロ走れば1ミリ減る、とされます
新品で履いたタイヤの場合、走行距離3万2000キロに達する頃、タイヤの溝が深さ1.6ミリに達する計算です
なので、走行目安3万キロを前後にタイヤは交換してください
エンジンのかかり具合・異音
エンジンの低速・加速状態
エンジンがかかりにくい場合、バッテリー電圧の低下、スターターモーターの不具合、エンジンオイルが入りすぎ、燃料が送られていない、電気系統のトラブル(ヒューズが飛んでいる、など)、点火プラグの異常、その他エンジントラブルなどが考えられます
エンジンの加速が悪い場合
吸気系のトラブル、点火プラグの異常、燃料系のトラブル、発電機(オルタネーター)の異常、その他エンジントラブルが考えられます
いずれも修理工場に持ち込みましょう
トラブルはいつやってくるか分かりません
予防できれば、修理代も少なくて済みます
こまめに点検しましょう