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クルマのブログ

工具の話

2020年2月28日

自動車を整備する上で、工具は重要です

工具というのは、小説家にとっての筆記用具やパソコンであり、野球選手のバットやグローブやスパイクであり、画家にとっての筆です

自動車をいじる上で、工具があると仕事がはかどるだけでなく、仕事の仕上がりにも影響してくるものです

今回はそんな工具の話です

工具の種類、その前に

車は、金属とプラスチックとゴムとガラスでできています

それぞれの素材をつなぎ合わせて車という形にしているのですが、どうやってくっつけているのか?

  • 金属の場合 ボルト、ネジ、接着剤、溶接による接合
  • プラスチックの場合 クリップ、接着剤
  • ゴムの場合 接着剤
  • ガラスの場合 接着剤

これを見ると、接着剤が結構使われていることになります

クリップというのは、プラスチック製の留め具です
(車にはありとあらゆるところに使われている)

自動車整備での工具の多くは、ボルトを締めて緩めるのに使われる道具です

工具いろいろ

  • メガネレンチ
  • スパナ
  • ボックスレンチとラチェットハンドル
  • ペンチ、プライヤー、ニッパー、ロングノーズプライヤー(ラジオペンチ)
  • モンキーレンチ
  • バイスプライヤー
  • ハンマー
  • ドライバー

主だったところではこれだけ(本当はまだある)

一番よく使うのはボックスレンチとラチェットハンドルです

メガネレンチもよく使います

意外に思われるかもしれませんが、スパナはあまり使われません

自動車整備のコツ

整備上でコツとなるのは、力の伝わり方を考えることです

自動車整備をする上で、どうすればボルトを回すことができるか、というのは非常に重要です

なんでこんなことを言うのかと言いますと、

それだけボルトが使われていると言うことです

ボルトだけのことじゃないです

自動車整備では、何事も力の配分が大事です

ボルトの話

ボルトはねじ山同士の摩擦で止まっています

いかに緩めますか?

答えは、瞬間的にボルトに力を伝えて緩む方向に回す、だけです

そのためには、力が大きいことがまず必要です

そのための工夫として、柄が長い方がいいです

そして、瞬間的に大きな力で回す

それでボルトが折れるようなことはないか?

という心配は、ほとんどありません

回りづらい時は、油を挿したり、ボルトを熱したりしてから回してください

すると、ボルトが回ります

エンジンも、鉄板の多くも、いろんな部品も、実はボルトで止まっています

なので、ボルトを回せれば、整備の半分は済んだようなものです

そのために工具の多くはボルトを回すためにある

どうでしょう?

だから、道具は大事です

問題解決は、工具にある!

あとは、知恵と工夫です

ちょっとのお金を出すだけで、それが手に入る

持っておいて損はないどころか、持ってたらいいことだらけです

趣味で車を整備したい方向け


プロの整備士の方

スナップオン 各種工具